一度で全部埋める必要はありません。この3ページは、異変→第一報→記録交代を具体例でつなぐ教材です。
役割は、この教材で決めた設定
- 発見・最初の記録:C
- 見えた事実と自分の操作を記録し、社長Aへ伝える。
- 決める人:社長A
- この例では対応範囲・業務制限・外部依頼を決める権限を事前に指定。実際の会社で肩書きから権限を推測しない。
- 技術確認先:保守会社B/担当D
- ログ保全・技術確認の対応可否を確認する窓口。受付だけでは、調査や操作の実施済みを意味しない。
- 記録を引き継ぐ人:E
- 17:25にCから記録を受け取り、未完了作業と回答を追記する。決定権や操作権限は引き継がない。
- Aが不在のときの代行者
- 未定。実際の会社では平時に経営者と決め、権限・代行条件・連絡先を記入する。
17:10にCが見たこと・したこと
- 画面で見えた異変
- 操作履歴に17:04「ログイン成功」、17:05「データ出力」。Cには見慣れない記録だった。
- まだ分からないこと
- 操作した人物、出力された内容、外部流出の有無、影響人数。社内の正規操作かどうかも未確認。
- Cが行った操作
- 17:10に表示画面を保存。設定変更・ログ削除・再起動はしていない。
- 保存先も架空の設定
- 社内のアクセス制限付き記録フォルダ「訓練用事案01」に「証跡01_操作履歴画面」を保存。実在フォルダではない。
初動対応マニュアルPDFの3ページの9欄に対応する記入見本です。上から完成させてから連絡する必要はありません。下の時刻・依頼・受領も、すべて架空の設定です。
- 件名
- 【訓練用・状況確認依頼】顧客管理画面の見慣れないログイン・データ出力
- 発見日時・タイムゾーン/発見者・折り返し先
- 訓練日 17:10 JST(日本時間)。発見者C。折り返し先:Cの社内連絡先(役名のみの設定)。
- 対象の端末・アカウント・サービス・URL
- 対象:顧客管理サービスの操作履歴画面。記録上のアカウント:受注担当用。実際の操作者は未確認。端末・URLは設定なし。
- 確認した事実
- 17:10、Cが操作履歴を確認。17:04「ログイン成功」、17:05「データ出力」の表示を発見。Cには見慣れない記録だった。不正操作と断定していない。
- 根拠となる画面・通知・ログの保管先
- 証跡01:17:10に保存した操作履歴画面。保管先:アクセス制限付き「訓練用事案01」。原ログは未取得。
- 実施済みの操作・実施者・時刻
- C:17:10に画面を保存。設定変更・ログ削除・再起動なし。17:11に社内連絡でAへ状況確認を依頼した設定。
- 現在の業務影響
- この時点では業務への影響は未確認。サービス停止・制限は実施していない。業務を続けて安全かどうかも未確認。
- まだ分からないこと/依頼したい対応
- 未確認:操作者、出力内容、外部流出、人数。Aへ:対応方針と保守会社Bへの確認依頼を判断してほしい。
- 受領した責任者・受領時刻/次の状況確認時刻
- Aが17:12に受領した設定。17:30に状況共有を希望。作業完了・回答時刻の確約ではない。実際の次回確認時刻は相手と調整して記録。
追加の架空設定:AがBへ確認を依頼し、担当Dが17:18に受付。調査・設定変更等の操作はまだ実施されていません。17:25にCからEへ記録を交代します。
- 事案の名称・管理番号/引き継ぎ日時・時差
- 訓練用事案01:顧客管理画面の見慣れない操作記録。記録交代:訓練日17:25 JST。
- 前任者・後任者/安全な連絡方法
- 前任C→記録担当E。社内の確認済み連絡先を使う設定。連絡先の実値は設定なし。
- 確認済みの事実と根拠
- 17:04ログイン成功・17:05データ出力の表示をCが17:10に確認。証跡01は「訓練用事案01」。Dは17:18受付、操作は未実施。
- 不明点と次に必要な確認
- 操作者・出力内容・外部流出・人数は未確認。Dがログ保全と調査の対応可否を確認、Aが業務制限・依頼範囲を判断、Eが回答を追記する設定。
- 隔離・停止・制限中の対象/継続業務・代替手段
- 隔離・停止・制限は未実施。継続可能な業務と代替手段も未確認。Aの判断待ち。
- 実施済み操作と結果/記録の保管先
- Cが17:10画面保存。設定変更なし。17:11 Aへ依頼、17:12 A受領。事案記録と証跡01を同じ制限付きフォルダでEへ渡す設定。
- 外部連絡・法定報告・本人通知・公表の状況と期限
- B/Dへ技術確認を依頼し受付済み。法定報告・本人通知・公表の要否と期限は未判断。Aが事実を集め、必要な相談先と確認する未完了作業。
- 再開の判断者・確認条件/再停止する条件
- 再開判断は未実施。停止もまだない。判断者はこの設定ではA。確認条件・制限条件はDの技術回答等を受けて決める。安全と断定しない。
- 受領確認/次の状況確認時刻・連絡方法
- Eが17:25に記録を受領する設定。次は17:30の状況共有を希望(完了確約ではない)。A・Dへ社内連絡/保守窓口で調整し、確定後に追記。